• TEL: 0743-65-5211
  • 山の辺の道近くの和爾町のお寺

天理市・和爾町については、歴史が古く、三世紀ごろからたどることのできる和爾氏の祖の本拠地であったと考えられている。

和爾坐赤坂比古神社

和爾氏の初祖は「押彦命(おしひこのみこと)」があげられる。またの名を「稚押彦命(わかおしひこのみこと)」「和邇日子押人命(わにひこおしひとのみこと)」ともいう。
押彦命は大倭の和邇里に住んで、黒田蘆戸朝(孝霊朝)に仕えたと系譜に見ることが出来る。現在も和爾に鎮座する和爾神こと和爾坐赤坂比古神社に祀られる「赤坂比古」とは、その実体が押彦とみられる。
(『和珥氏~中国江南から来た海神族の流れ』 宝賀寿男著を参照)

 孝霊天皇については『日本書紀』にてみることができるが、和爾町は『日本書紀』と繋がる由緒ある地域なのである。