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  • 山の辺の道近くの和爾町のお寺

いよいよ十二月となりました。
この一年、自分は何をしてきたのか?
いつの間にか一年過ぎてゆくなぁと思う方も多いのではないでしょうか?
法然上人の言葉に、

或は金谷の花をもてあそびて遅々たる春の日をむなしくくらし、
或は南楼に月をあざけりて漫々たる秋の夜をいたずらにあかす。
或は千里の雲にはせて山のかせぎをとりて歳をおくり、
或は万里のなみにうかびてうみのいろくずをとりて日をかさね、
或は厳寒にこおりをしのぎて世路をわたり、
或は炎天にあせをのごいて利養をもとめ、
或は妻子眷属に纏われて恩愛のきずなきりがたし。
或は執敵怨類にあいて瞋恚のほむらやむ事なし。
惣じてかくのごとくして、昼夜朝暮、行住坐臥、時としてやむ事なし。
ただほしきままに、あくまで三途八難の業をかさぬ。
しかれば或る文には、一人一日の中に八億四千の念あり。
念々の中の所作、皆是れ三途の業といえり。
かくのごとくして、昨日もいたずらにくれぬ。
今日も又、むなしくあけぬ。
いまいくたびかくらし、いくたびかあかさんとする。

とあります。
読むとなんとなく「そうだなぁ。世の中の色々なことに追われて、貪り、瞋り、愚痴の我が身で1年生きてきたなぁと感じるように思います。

12月、1年終えるその時に、この1年の反省をしてどうぞお念仏をお称えください。


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